感想としては、イマイチだった。
今まで世に出たサウンドノベルの作品の殆どをプレイしているが
ゲームというよりは読み物として楽しんでいたので
今回のは作業的に感じる面が多かったのが残念。
(ゲームを作業と感じてしまうのは年を食ったせいもあるのだろうけど・・・)

あとゲームに限らず小説や映画もそうだけど
ミステリというジャンルでシリーズを重ねた場合ほど
前作を超える面白さや意外性を出す事が難しいものもないなと思った。
トリックや状況設定も一発ネタであって何度も同じものは使えないしね。



僕は昔から音楽と同じ位、ミステリやホラーが好きなのだけれど
この2つのジャンルは自分の中で間逆の道を辿っている。
「音楽」というジャンルは
自分の楽器演奏のスキルや音楽を聴いて分析するスキルが向上する程
演奏する事も色々な音楽を聴く事も楽しくなっていくのに比べ
「ミステリ」というジャンルは
沢山の作品を読んだり観たりして経験値が増えるほど
途中でトリックやオチが読めてしまう様に
自分が驚ける新しい意外性が減っていってしまうのだ。

これは音楽とミステリでは世に新しく出て来る絶対数が違うという事もあるけど
何度でも繰り返し聴いて楽しめる音楽に対して、ミステリは一度きりしか楽しめないという事が一番の原因だと思う。
久々にあのCDを聴こう!という感じで、一度読んだミステリ小説を読み返しても
オチのバレているミステリほどつまらないものは無いよね。
出来る事なら、今まで観てきた映画、小説、ドラマの記憶をリセットしたいと思うけど、こればっかりはどうしようもない。

まだ何も知らない頃に読んだ
我孫子武丸の「殺戮にいたる病」や
綾辻行人の「十角館の殺人」の時の様な驚きを与えてくれる作品に出会いたいな。